愛がたどりつく場所

完全なるぱる!フラットににのみやくん!

2019年も映画と主題歌を考えた 上半期

お題をいただきました。

odaibako.net

完全に上半期の映画まとめ書いたつもりでいたのですが、全っっっ然書いていなかったことにこのお題をいただいたときに初めて気づきました。愕然。

急いでこの週末にメモからまとめ、書きました。というか待ってくださってる方がいるとは思いませんでした(笑)、自分の備忘録的に残していますが、ありがとうございます!今年も上半期から考えさせられる、内容が密な映画に出会うことが多かったです。

 

 

 

 

 

以下ネタバレも含んでるかもしれない感想なのでご注意を! 

私の鑑賞スタイルについては、過去記事を参考にしていただけたらと思います。

 

 

 

1:マスカレード・ホテル

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公開前の予告の段階で華やかなイメージ、東野圭吾原作という安心感があったので、年明け一発目として観やすいかなと思い、もともと観に行く予定でした。なんというか、ザ・フジテレビジョンというか、ザ・HEROってかんじのスタイルの作風でした!(笑)私自身は「HERO」製作チームの作品にどっぷり浸かっていたわけじゃないので(テレビシリーズの1作目?は多分観てる程度)、ほぼ初見な感じで見ても、超ザ・HEROチームが作りそうな映画でした。それが良いのか悪いのかはうまく判断ができないけれど、でもこういうホテルのお話としてこれだけ色んな登場人物が出てきてその沢山の登場人物をストーリー上にまとめあげていく姿としては、ひとつの正解かな〜と思いました。

あと私が思ったのは、あっ本当に犯人いるじゃん!(ポスター内に)ということです(笑)たまに全然違う奇想天外なものとかあるじゃないですか…?(主人公が犯人的な)これだけ登場人物が多いとそういったどんでん返しを繰り広げるのかとも物語が単調に進んで行くうちに思ってきたりするのですが、ちゃんと普通に犯人いました。真っ当なんですけど、それが普通すぎて、おおう、あっ普通!!と思ってしまった始末でした(笑)。キムタク演じる新田のホテルマンとしての主人公成長物語はあまり興味を持てなかったのですが、そのいつものキムタクらしさから、刑事・新田役を受け入れる時間だったなと感じました。

ホテルで起きた様々な出来事をさっと整理整頓していく作業の上手さはさすだな〜と。ただ整頓されすぎて伏線をはっているのがバレバレで何回も説明してくれるのと、最後のハッとしたひらめきで動き出す的なおきまりの展開感、新鮮感の無さは否めなかったです。物語の事件が繋がっていく過程はわかるんですが、それがミスリードとなって振り出しに戻った後事件の真相を導き出すまでが分かりづらかった…?ここは小説のがゾクゾクするんだろうな〜と思いました。最終的な犯人はバレバレなのですが…。あと製作チームの色がでているせいで、原作がどんな展開だかは読んでないので分からないですが、東野圭吾色っていうのは薄かったかな…?と感じました。

ただ画面がとにかく華やか。主演の木村拓哉長澤まさみという名前が並ぶだけでも華やか。人を疑わないことが仕事のホテルマンと、人を疑うことが仕事の警察官という正反対の二人がタッグを組まないといけない設定はなるほどなぁ〜!と。こういうものこそ連ドラで丁寧に1クールかけて観たいものだなー!と心底思いました。映画的な展開はちゃんとあるし、エンタメとして楽しむには十分な映画です。 

椎名林檎:「逆さに数えて」  

 音の妙さと歌詞の妙さ、すべての違和感(でも心地いい)がこのホテルの群像劇っぽいな〜と思いました。また歌詞の内容は犯人の心を歌ってるようにもみえたので。

  
終を見据えて命を揺すっているの
 
音がしたらそれは突撃の合図だと
捕えてみせるさ 逆転のときを
かじかんだ体よ 覚醒してくれ
 
逆さに数えて

逆さに数えて

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2:十二人の死にたい子どもたち

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堤幸彦監督作。これも下の特報映像を観た時から色味やテンション感に興味をもち(あと「十二人の怒れる男」のもじりもあり)、前々から観に行こうと思っていたもの。

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映画を観た感想としては、「十二人に怒れる男」をもじっていることもあり、密室の会話劇を期待していたのですが、全然会話劇にならねえ。なんならコピーに「未体験リアルタイム 密室ゲーム」とありますが、全然密室じゃねえ。ガンガン密室の外でて犯人探ししに行ったりするし、その間に大事な決をとったりするしで、エッ全員いないけどここでとるの!!と驚いてしまいました。(決も全体で2回くらいしかとってないのでは…)終わりよければ全て良しみたいなテンションで訴えられるのですが、終わりさえよくないため、ちょっと待った待った!とツッコミをいちいち入れたくなってしまいます(笑)。ラストのスローモーションの笑顔が余計に「???」でした…。

自殺志願者の集まりだけど結局死にたくないという人がでてくることもある程度想像ついたのですが、それまでの死ぬ死なないの過程を密室の話し合いで繰り広げて欲しかったのですが、13人目の誰かという死人がでてきてしまったことによって、自殺の話し合いではなくその事件の犯人は誰か?という犯人探しの謎解き、事件の解明にばかり話が進んでしまうので、期待してたんと違う…と残念でした。その事件の犯人探しにもあまり興味が持てず、そんなことより決とろうや…というテンションでした(笑)。撮影の色味などでごまかされて肝心なストーリーや演出がガタガタになっていた感じ…。

せっかく若手俳優を沢山使っているのに魅力を見事に潰されてるよう受け取ってしまいました。これだけの人数がいるのに会話劇がなくてショボン。堤幸彦監督は本当に評価が二分になりますね。登場人物のキャラクターとしてわかりやすかったのは、3番のミツエと4番リョウコの交わりでした。バンギャと芸能人の交わりで求める側・求められる側の交わりだからこそ、頑張ったら自分自身と重ねることも少しだけできたかも…?(でも基本みんな死にたい理由がうすっぺらかった…)

この作品、プロモーションの段階ではじまっていた「4番を演じているのは誰か?(=橋本環奈さん)」という告知が印象的でした。この予想企画がリアルタイムで盛り上がっていたことは間違いなかったけれど、この企画自体が作品のためになっていたのかはちょっと不明だったかな〜と。むしろそんなところが注目されてしまってストーリーがガタガタというか…?特報の上手さが逆に台無しに思えてしまう本編だったかもしれないです…。12人がどういうキャラクターなのかという書き分けはちゃんとされていて上手かったと思います!初見の俳優さんでも把握がしやすかったです。

ずっと真夜中でいいのに。:「ヒューマノイド  

 厨二っぽい歌詞と絶妙な展開センスがすごい、ずっと真夜中でいいのに。なのですが、この曲の歌詞も展開もテンポの速さとかもこの映画の若手俳優合戦な若々しいパワーと合致するかなと思いました。また冒頭と終わりの呪文のようなホワンとした飾りも映画の色味や不思議なテンション感に似合うのでは。

  
言い切れる事1つもいらないよ
偽物さえも その見解も 誰が決めることでもないよ
勝ち負けが白黒が人間が
人間じゃないかなんてもう 正しさは無くて
儚い傷も抱きしめよう 目を瞑ろう
今日を終わらせるために
 
ヒューマノイド

ヒューマノイド

  • ずっと真夜中でいいのに。
  • ロック
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3:七つの会議

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最初観に行くつもりはなかったのですが、調べてみたら監督が前回映画的で観やすかった「祈りの幕が下りる時」の福澤克雄監督だったので、気になって観に行ってみました。するとあまり好みではない池井戸潤作品の企業モノも、上手く映画的に盛り込んで社会派モノには珍しくするすると流れるようなテンポ感だったので、個人的にはかなり観やすく自然と入り込めて驚きました。主な物語の渦中にいる人物ではなく、その外側にいる人物(ミッチー)の語り口で視点が進んでいくので物語が整理しやすいのかも?

出演者に関しては、チョイ役まで豪華な俳優陣を並べすぎていて笑います。顔面対決にふさわしい、もはやヤクザ映画(笑)。ミッチーの平凡感がよく似合って驚きでした。萬斎のクセはただの萬斎なので慣れたらもう萬斎にしかみえない。香川さんと萬斎の同期タッグが格好よかったです。唯一の女性・朝倉あきさんが完全に臼田あさ美枠なのですが、終始良い演技していたのでこれから注目していきたいです。

本社の会議室が広すぎてこれまたそんなことある???と笑います。ラスボスがこの人?かと思うとその次の扉でまたその上をいくラスボスが待ち構えているのもこれまた笑います。そのクライマックスである会議室の決闘の展開も、意外とそういう決断になるのか〜〜と思うような結末で、ある意味納得しました。作品のテーマはほぼ「空飛ぶタイヤ」と同じですが、中小企業側からみた事件が「空飛ぶタイヤ」・大企業側からみた事件が本作という、その視点が変わるだけでなるほどこういう点が生まれるのか…とも思いました。

ただ個人的にはタイトル「七つの会議」というタイトルの意味をあまり感じませんでした。あとエンドロールが八角の語りで終わっていくのですが、これだけの顔面映画を繰り広げてやっと120分乗り越えてふあ〜〜終わった!エンドロールは静かにその余韻に浸りたい!という気持ちがあったので、なにかつらつらと八角が言っているのが正直全然頭に入ってこなかったです、キャパオーバーすみません!!(笑)ただ企業モノ映画としてするすると楽しめました〜

ウルフルズ:「サムライソウル」

 歌詞はちょっとラブソングに寄ってるかと思うのですが、なによりこのテンション感がいいなーと思ったので選びました。あと欲を言えば最近新たに録り直したバージョンのほうがより迫力がでそう。

サムライソウル

サムライソウル

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4:グリーンブック

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当たり前のように良い映画で困った。嫌味のない心地いいテンションでずっと物語が進んでいき、無駄な説明描写やセリフのないシーンが印象的でした。笑いどころも沢山用意されていてとにかく観やすいです。完成されすぎている素敵すぎるロードムービーでした。アカデミー賞前から注目していたので、案の定作品賞を獲ってしまってやばい!映画館混んじゃう!!と思ってました(笑)

まず映画の題名にもなっている「グリーンブック」、黒人差別が色濃く残っている時代に黒人が泊まりやすいホテルなどをまとめて紹介する冊子が存在していたこと自体がまず驚きでした。今回のアカデミー賞は様々な人種差別の作品が多く賞を受賞していたイメージがあります。一種の映画界からの時代の表れでしょうかね〜。

最初に配管工事?に来ていた黒人が使っていたグラスを捨てようとするくらい主人公はまだ色濃く人種差別の心が残っているのですが、それって多分大きな理由はなく「なんとなく嫌だった」という気持ちだけなんじゃないかとも思いました。意識的な差別というよりも、刷り込まれた無意識的な線引きがこの映画の肝だったのでは?と。自分は加害者ではないと思っていても、どこかそういう線引きを無自覚にしている瞬間があるのかもしれないと私自身も思いました。それは人種差別以外の日常的なフェーズでも。

用心棒のトニーが最初、翡翠石を落としたものだからと勝手に持って帰ろうとするのですが、それに対してピアニストのドクター・シャーリーから「戻してこい、いいから戻してこい」と言われるシーンが冒頭のほうであるのですが、そこではとくになんてことないのに、なぜかじっとりとした空気感とトニーの性格のシャーリーとの混じり合いを最初に感じてボロボロと勝手に泣いてしまいました。まだ全然泣いてる人いないのに(笑)。これがまたのちの伏線となってやってくるからまたボロボロになる始末。

今回は無骨な白人と繊細な黒人ピアニストの友人となるまでのお話で、誰が観ても綺麗で収まりが良く感じましたが後の映画を観て、これはそうか白人側の描く視点なんだなぁと思いました。その後に鑑賞した黒人側が描く「ブラッククランズマン」のほうが真相に近いのかもしれないですし、こちらも絶対に観て損しない作品だったんですが、それでも映画としてもう一度観たいのは?と考えたら、私は間違いなく本作を選ぶと思います。島国で人種差別に近い国に住んでいないせいもあるかもしれませんが、そういった意味でも入門としてとっても観やすくて素晴らしい映画でした。

LOVE PSYCHEDELICO:「Beautiful Lie」  

 ロードムービーのテンション感がサイコーなので。大画面でデリコを心地よく聴きたい衝動にかられました。いいテンションでのんびりと聴きたい〜いい曲です。

Beautiful Lie

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5:ブラック・クランズマン

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そしてこちらがその後に観た「グリーンブック」のカウンター的作品。これは完全に黒人側から描いた人種差別をテーマにした作品でした。監督はスパイク・リー、実際にスタッフ陣も黒人スタッフで製作されています。同じテーマでも描き方がかなり変わって来ます。ちなみに監督のスパイク・リーは、「グリーンブック」が作品賞に決定した途端、途中退出しようとしたそうです。スパイク・リーは「グリーンブック」を白人にとって心地がいい映画として強烈に批判しています。

思っていた以上に悲惨で、自国では想像のつかないような衝撃を受け、要所要所でうわぁ…とダメージを静かに次々とくらっていく作風でした。映画的魅せ方とメッセージの発信力の凄さに、鑑賞後とにかく考えさせられました。映画を観たことでもっと歴史について知るべきだったと日本人ながら思わされました。

ただ今回は黒人側から観た視点で描かれていますが、完全に黒人側として白人を排除するような描きではなく黒人の中でも揺れが表現されている、共存していくことの問題を描いているところがまた見事だったなぁと。そのためにも当時では珍しい「黒人の警官役」というのはかなりキーな条件だったと思いました。映画としてはとても観やすかったです。笑いどころもかなり用意されているし、使われている楽曲もファンキー。なのに行われていることは実際の出来事も含んでいるのでよりゾゾっとなる。ただ最初のKKKへの潜入のきっかけがあまりにも軽くてそんな簡単に幹部にのしあがれます???という気持ちにはなったけど(笑)

特にラストにやってくるテロと、それを防ごうとする黒人サイドと白人サイドのスローモーションと悲哀さ溢れる音楽の連続は、それはもう胸が締め付けられました。こうやって争うことは何も良い結果は生まないんだと心底思わされる。排除することは正義ではなく、新たな悲劇を生むことでしかない、というような。エンドロールでは、実際に現在でも起きているテロや活動の映像が流れ、より生々しい現実を突きつけられます。そしてラストにうっすらとやってくる掲げられた逆さまのアレ…メッセージ性の塊でしかないやんけ……。こんなに考えさせられる作品も初めてかもしれない…。

話題になっているわりに上映館数が少なく、でもその少ない理由もわかるくらいに過激なメッセージでした。だけど本当にこのメッセージを受け取ることができて、観ることができてよかったです。知ることって大事だなぁ。

RHYMESTER:「スタイル・ウォーズ」  

 めっっっちゃ難しいんですけど、なにかを代弁してくれるのはHIP HOPの要素が一番強いかなぁと思って、文学的なライムスターを選びました。何かについて争うというのはこういうことなのかな〜とも思いつつ。この曲もカッコよくて好きなのです。

  
愛とプライド掛け枠を競う 粋を競う 粋を競う
Skill to kill 心意気を競う 意気を競う 意気を競う
Style の War それだけが俺たちの会話法さ
Just get on (What?) Get o the (What?)
Get on the mic like this
 
スタイル・ウォーズ

スタイル・ウォーズ

  • RHYMESTER
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥250
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6:コンフィデンスマンJP ーロマンス編ー

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まず古沢良太脚本ドラマが大好きで、本作もドラマ版から観ていたので映画公開が決まりとても楽しみにしていました。この劇場版では、連続ドラマ時代を観ていた人はわかると思いますが、いつものようにラストにどんでん返しをもってくるスタイルのため、とにかく我慢の耐久レース・耐久勝負になります。中盤のだれてくる部分も我慢、ひょっとしてこの人は多分…と思ってもとにかく我慢、どんな無謀なことが起こっても全部受け入れて我慢!それは全てラストのどんでん返しのため!この耐久勝負に慣れている連ドラの流れを知っている人は楽しめるけど、初見の人はスカッとするまでの波に乗るのが大変そうだなと感じました。

ところどころ伏線が微妙に感じるのですが、それも最小限にとどめて、予測などせず、とにかく一緒に騙される(受け入れる)ことをしたほうがこの作品は楽しめるのです…!映画版にありがちな「ドラマの方がよかった」という思いは今回ありませんでした、なんせ展開はドラマ時代とほぼ一緒の手法なので…!(笑)それでもまたこの手法を求めて転がされたくなってしまうのは上手い脚本のおかげでしょうか。出演者も安定感のあるさすがの演技で、今作のゲスト竹内結子三浦春馬の安定感も増してとてもよかったです。特に三浦春馬の恋愛詐欺師役、誰しもが自担にやってもらいたいと思う贅沢な役柄でめちゃめちゃ羨ましかったです。それをそつなくこなす胡散臭さとのバランスが絶妙で三浦春馬パイセン、適役すぎました。

ストーリー本編の落とし所も、ストンと腑に落ちる形でお見事だったと思います。長澤まさみ演じる主人公の天才詐欺師・ダー子さえも気づかないであろう結末を、コッソリと観客にだけ教えてもらえた気持ちで、ここまで広げに広げた風呂敷をスッと綺麗に結んでもらえた感覚。これが後味良く観終えることができた大きな要因だと思います。商業映画として誰も傷つけない納得できる正解の結末だったのでは。そりゃ値段の価値はつかないよね…。

またスタッフエンドロールにて、あれ?この俳優さんでてたっけな?と思って観ていたらエンドロール後にはじまるアナザーストーリー。ただでは終わらないこの作品らしい幕の閉じ方でした。わざわざ映画でやる必要はあったのか?という声も聞きますが、私は映画だからこそここまで自由に風呂敷広がったろうし、これがヘタに単発SPドラマとして放送されたら、これが映画だったとしたら…という、もっと期待を上げてしまうので、これが完全体だよ!!と示してもらえた気がします。

このシリーズはいくらでもやりようあると思うので次回作もすぐできるだろうな〜と思っていたら、続編決まったそうですね!期待してます。古沢さんはやっぱりこうでなくちゃ!さらなる欲を言えば、ドラマでも映画でもなんでもいいから「リーガルハイ」も観たいよ!!

Official髭男dism:「ノーダウト」「Pretender」  

 ごめんなさい、もうこれは連ドラからの流れもあるので完全にこの2曲で。古沢さん、新しい音楽のアンテナもめちゃめちゃ強く張っているのですごいですよね。結果、髭男の曲もめちゃめちゃ合ってます。

  

 

 

7:長いお別れ

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中野量太監督の作品、「湯を沸かすほどの熱い愛*1を劇場で鑑賞してとてもハマってしまったので、次回作を期待していたところでこの俳優陣だったのでとっても楽しみにしていました(配給がアスミック・エースなのもいい)。山崎努の独壇場にならなかったところが凄すぎる俳優陣の力を感じました。でもやっぱりそれでも認知症の父親を演じる山崎努、最高なのかよ…という演技。俳優陣の繊細な演技をず〜〜っと楽しめる映画でした。

中野量太監督の作品の展開や演出が好きなので、こうきたらこう来るだろうなというのがだんだん予想つくようになってきた気がします。それが心地良い。また伏線を序盤からいっぱい張っておくスタイルが見えてくるので、キーとなるアイテムをいちいち追ってしまう。意味がないようで全てに意味があるように見えました。私が今回メモにのこしていたキーワードの一部には、「時間、家、かえる、雨、しおり、記録、盗んだ色、じゃがいも、干しぶどう、傘、枯葉、若葉」など(笑)

 私自身、今年亡くなった祖母が認知症を経験しているからこそ、劇場内で人が笑っているシーンも真剣に観てしまったり、これはないだろと思ってしまうところも少しありました。けれど、私の祖母もそうだったのですが、認知症だったけど、日々の生活でまわりが笑ってしまうような可愛らしい面も沢山あったりするんですよね〜、なのでほどよくリアルで心地よかったです。昔のことはよく覚えていたり、何度もおんなじ話をしたり。

また泣かせにかかってくるのはとことん泣かせにかかってくるシーンがあるのですが、それでもその泣かせに浸らせないのが今回の中野監督の新しい手法なのかな?とも思いました。前作はひと家族を描いた話、今作は家族それぞれのまた別の家族であったり(竹内結子の家庭や叔父さんなど)が絡んでくるのでより複雑になるのですが、でも帰って来るのは大元のひと家族なんだな〜とも感じました。蒼井優の泣き顔も松原智恵子の泣き顔もずるい。遊園地のシーンは問答無用でジーンときました。

あとこれだけ細かい伏線として言いたいんですが、色にすごく伏線がはってあって。誕生日の家族行事でかぶる三角帽子が、がお母さん、が長女、黄色が次女、お父さんがとなっているのですが、山崎努演じるお父さんが万引きしてしまった品物の色がまた赤青黄と被るんですよね…(各品物についても色々考察できそう)。あと「傘持っていかなかったろ」と遊園地に行ってしまったお父さんが持っていた小さい傘も、赤青黄。また病室で苦しむときに手に握っていたのはお母さんを示す青色のボタンアメなところも、わかっちゃいるけどニクい(笑)。また孫がラストに手にする、若葉の緑。こういう映画的意味をもたせる演出が多いところが中野監督っぽい〜と感じます。

中野監督の作品って、自然と狂気的な不自然さを常に隣り合わせに作ってあるところが好きだなと思います。あと食卓のシーンをすごく大切にしてるのではないかな〜と思います。食卓に色がでるというか、物語が生まれるというか。(私もなにげない食卓のシーン大好きです)次回作、二宮くんが出演することが決定していますが、楽しみにしています。

くるり:「言葉はさんかく こころは四角」  

 とにかくこの作風にはくるりが流したいと思って選びました。この曲は私のくるりで一二を争うくらい好きな楽曲なのですが、もうタイトルの「言葉はさんかく こころは四角」の時点で最高ですよね…。こういう曲でどっぷりとエンドロール余韻に浸りたい。

 
いつかきっと君も恋に落ちるだろう
繋いだお手々を振り払うように
  
明るい話しよう
暗くならないうちに
この恋が冷めてしまわないうちに
 
言葉はさんかくで こころは四角だよ
まあるい涙よ 飛んでゆけ
 

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以上上半期の映画まとめでした。 もうだいぶ下半期も入りまくってますが。 

下半期も観たい映画沢山候補に上げているので、映画ライフ楽しみたいです。