今年12月25日に嵐が1年以上かけた、全50公演のアニバーサリードームツアー「ARASHI Anniversary Tour 5×20」を完走しました。
この前人未到すぎるコンサート、1年以上あればそりゃ色んなことがあると思っていて、実際にそれは項目としてあげれば色んなことがありましたけど、それも手を引っ張ってもらってなんとか私自身も乗り越えることができたと思います。
普段私はブログを書いたりツイートするスタンスとして、嵐が見ていないことを前提で書いているから、嵐に見つけてほしいと思って書いていないからここまで振り切って自由に書いているのですが、今回書く記事は、もし嵐のメンバーがなにかしらの形で辿り着いてしまったとしても別に読まれていいと思って書きます。
なので、他の記事はお願いだからどうか読まないでね。
大事な20周年に嵐が何考えているかなんて全然想像つかなかったけど、なにかしらすごいことは考えているんだろうなぁと、この1年が始まる前漠然と思っていただけでした。そして想像もしてないことが実際にたくさん起きましたね。
ちゃんと記事として書こうとは思っていなかったんですけど、このツアーを見事完走しきった嵐がいるので、私があげたトピックだけでも今現在嵐に伝えたいことは残しておこうかなと思ってます。
・嵐 活動休止を発表
1月27日に嵐が無期限の活動休止を発表しました。
昨日の会見に行ったビビットの記者が、会見の前の事務所の最初の説明の段階で「大野はすごく今緊張してる。でも他の4人は明るく、笑いのある会見にしたいと言っているので、よろしくお願いします」と伝えられたと話してた 満点すぎるその通りのハイパー会見だった嵐はやはり優秀すぎる
— ぱる (@bi9ri) 2019年1月28日
私は2年後の休止のその先に再開が約束されてるものなのかは現段階ではちょっと分からないなぁと会見も見た後も思っていて、それでも会見を見たおかげでなんだかとりあえず心は落ち着つきました、嵐が嵐だったので。その先の結果がどうなっても好きな嵐しか見たくないので、納得するしかない。
— ぱる (@bi9ri) 2019年1月27日
このことについて特にブログで触れようとはしてこなかったですが、私自身その事実から逃げていたい気持ちがずっとあるからだと思います。で、多分それは今でも。嵐もこの2019年の1年間、ずっと"お祝いだから"という20周年の記念年であることを常に意識させてくれていたと思います。でも私はその裏に、"心配させたくないから"と思っているのではないかということも感じます。全然不安じゃないといったらそれは嘘だけど、でも嵐のことを信じていたいのです。
私はやっぱり約1年経った今でも、休止後のその先の再開があるとはまだ思えなくて、この1年間お祝いとして逃がしてくれていた分、きっと2020年の来年から私は全てを思い出として噛み締めながらその日を迎えることから目を逸らすことはできないんだろうなぁと考えてしまう。
「優しさの死化粧で 笑ってるように見せてる 君の覚悟が分かりすぎるから 僕はそっと手を振るだけ」「想い出の角砂糖を涙が溶かしちゃわぬように 僕の命と共に尽きるように ちょっとずつ舐めて生きるから」「思いを飲み込む美学と自分を言いくるめて 実際は面倒臭いことから逃げるようにして 邪(よこしま)にただ生きてる」「だから透き通るほど真っ直ぐに 明日へ漕ぎ出す君をみて 眩しくて 綺麗で 苦しくなる」
http://j-lyric.net/artist/a001c7a/l041806.html
嵐へのこの思いは、Mr.Childrenの「himawari」しかないので皆さん聴いてボロボロ泣いてください。私は休止発表後の一週間ぐらいずっとリピートしてました。
・嵐 ストリーミング配信、SNS、YouTube開始
11月3日の20周年を迎えた嵐、これまで抱えていた情報の片鱗で一気に色んなことを発表しました。そんなことについても書いた記事がありましたね。
bi9rii.hatenablog.com
この発表で色々思うことはあったんですが、記事にも書いた通り嵐はちゃんと考えてくれるのがわかる。私がSNSなどを開始することで恐れていた「距離が近くなった」と感じさせることはなく、ただ「便利になった」と感じさせることが大きかった、これがとにかくすごいよ嵐。
櫻井くんは東京公演の挨拶、「もしかしたらついていけないかもしれないと思う人がでてくるかもしれない。もしかしたらついていけないかもしれないと思う瞬間があるかもしれない」「それでも俺は何度でも言う、どうかついてきてほしい」と願っていました。それを聞いた私、嵐に私たちファンの気持ちは筒抜けなのかよ…と思うくらいでした(笑)だからこそファンの立場もちゃんとしていたいと、しゃんと背筋が伸びる気持ちになった。だから最後に伝えたい項目なんですが、
・二宮和也 結婚を発表
11月11日、二宮くんが結婚を発表しました。
正直嵐の中では二宮くんが最初だろうな〜と思っていたのと、もうあの人以外はないんだろうな〜と思っていたので結構今は無の感情なのですが、ライブでまわりのファンとかどうなるやら怖すぎる そして私は何を隠そう次回札幌組の二宮担です
— ぱる (@bi9ri) 2019年11月12日
まあこれが私の正直な最初の感想ですよ、嵐!(嵐に呼びかけて記事書いてたの忘れてた)この出来事について世間でもファンの間でも色んな意見を見かけますし、私自身そんなにつっこんでツイートしたことはないですが、私は二宮くんが自担ですが、これは私の個人的な意見だけど、私はファンに提供してくれている部分のことだけ見えてればいいんだなぁと改めてこの出来事を通じて感じました。
結婚後だってファンに提供してくれている姿はただの二宮和也なわけで、結婚のことに関してはフラットに、個人のプライベートな問題だから必要以上に突っ込むことなく振る舞う二宮くんに、私は満足しています。ていうか、これしか正解ないんじゃないか?とも思ってます。それはなぜかというと、
二宮くんはね、本当のことは絶対言わない。今後メディアからどんな掘り下げがあろうと、絶対言わないんだと私は思う。それは多分ヘタしたらメンバーにも本当のことは伝えてないんじゃないかって思う。だって二宮くんって、いつも本当のことは言わなかったじゃないですか。
— ぱる (@bi9ri) 2019年12月17日
そんな二宮くんと20年以上一緒に過ごしてきたメンバーだから、最善として今のような対応をとるしかないんじゃないかと思う。本当の理由なんて絶対言わないと思う、どんな理由であろうとね!そんな二宮くんが、私は好きなんです。
— ぱる (@bi9ri) 2019年12月17日
二宮くんって、そういうところが私は好きだったなぁと改めて思わされました。そういう面倒臭いところ、私の好きな二宮くんだったなぁって思う。二宮くんが結婚を発表したことでメンバーのうち2人のみコメントを発表したことも複雑な気持ちを持ってるファンに寄り添う優しさだって、分かってます。
でも嵐のメンバー4人も二宮くんも、もしかしたらこの状況を心配しているかもしれないけど、これは忘れないでほしいんですが、否定的な人や肯定的な人がいる一方で、「あなたたちが決めたことなら信じてるから、なんでもいいよ」って思ってる人もいることをどうか忘れないでほしい。そしてそういう人の声って、一番一番世間的な声に現れにくくて届きにくいっていうことを忘れないでもらいたい。
私は二宮くんの決断でも結果的に嵐が決めたことで、そして二宮くんの決めたことなら信じてるから、なんでもいいし、どうでもいい。それはただ提供されたものを受け取るだけで十分だと思ってるからかなーと。味方でいたいと思うことは、そんなにいけないことじゃないと思う。二宮くんも嵐のメンバーも沢山話し合った上でこの時期に発表することが決まったんだろうし、二宮くんもこのタイミングで発表することのデメリットを十分分かった上で発表したんだろうなというのが十二分に伝わってきます。そんな彼らの決断を、信じていたいのです。二宮くんのこと、何十年と知ってるメンバーだから、わかるかもしれないけど、彼らしくないですか…?私はこの絶対に明らかにしない感じ、超二宮くんっぽくてなんだか懐かしくて、好きだなぁという思いが溢れてきます。
こんなこと別に記事に残すことないんですが、好きが溢れてしまったのでごめんなさい。
またとんでもない量の記事にならないように目立った項目を少しだけあげただけですが、私はそんな2019年の出来事の背景にずっとこの「5×20」のアニバーサリーツアーが並行していたことがとっても大きかったな!と思っていて。このホームである50本全て変わらないセットリストでお祝いの場を平等に届ける嵐が背景にいたから、どんな出来事があっても、そのリアルを常に届けてくれた気がして、嘘をつきたくない嵐を見届けられた気がして、この1年、本当に満足でした。この50本っていう嘘みたいな本数、嵐のファン数への対価なんだと思います。一緒に共に走り抜けられた気持ちになった、とっても素敵な今できる最高のセットリストと演出と演者のツアーでした。
嵐がこれから仕掛けること、多分ファンはなんとなく分かってます。決められた限られた時間の中で届けるためのエンターテイメントとして、一生懸命前に進もうとするその生き急いでる空気だけで、苦しくなってくる。私の好きな嵐って、自分たちのペースで横に並んでゆっくり泥臭く進んでいく嵐を好きになったのに、なんだかどんどん生き急いで休止までの綺麗な物語の閉じ方を模索する嵐に苦しくなってくる。
嵐の物語の途切れた先っぽへと向かうための頑丈なレールが敷かれていて間違った道へ行かないようそこに乗せられてる気分で、その完璧すぎるレールにちゃんと向き合いたくない準備できない自分もいて、でもこれはそんな人達もゆっくり向き合えるよう長い時間かけた嵐の精一杯の誠意だよなと考えてしまう
— ぱる (@bi9ri) 2019年5月3日
その時に私はちゃんとそのレールに乗れているんだろうかと不安になります。嵐はそれでも前に進んでいくし、なるべく後ろ振り返らないように進んでいく。まるで後ろ振り返ったら戻れなくなるかのように。
でも嵐って巨大な背中になっているのを私は随分と忘れていたと思う。華奢な背中で揺られる船の上で不安な顔した5人の少年たちは、20年という決して無駄ではない年月をちゃんと重ねて、巨大な組織になっていたことを私は随分と忘れていた。ついこの間のことじゃん!って思っていたことも、年数でみてみたらずっと後ろにある。嵐、大人になったんだよなぁ。不安になってる暇なんてない、限られた時間さえもエンターテイメントへと全て消化しようとする彼らの大きな背中を、できれば私はしっかり見届けたい。
この5×20ツアー、全公演のアンコールラスト3曲で披露された曲。盛り上げ曲ってわけではないのに、ここに入ってくる意味をより噛み締めてしまう、PIKA★★NCHI DOUBLE。
「 終わったはずの夢がまだ僕らの体に迫る 刻まれた思い出が騒ぎ出す 限られた愛と時間を両手に抱きしめる せめて今日だけは消えないで 」
そう思いながら、来年1年、頑張ろうと思います。
その時の最後は横目じゃなく、ちゃんと真っ直ぐ。来年も1年共に過ごせることに感謝してます。
この1年、はやかったなぁ。嵐、よいお年をね。