火曜。今日も収録に臨む男がいた。
その姿は、まるでゲーム番組をこれから収録するようなテンションではない。
そんな不思議な男が、今宵の主人公だ。
この男は一体、どんな仕事をこなしているのか。そのパルフェッショナルに迫る。
語り:ぱる
火曜某日。この番組の収録が行われる。
ゲーム対戦バラエティ番組「VS嵐」。お昼時代も含めれば10年近く放送を続けている嵐のゴールデンタイム・レギュラー番組である。ただのゲーム番組ではないところが、長く続いている理由なのかもしれない。ゲストの面白さを引き出すトーク、なによりその空気を作り出すレギュラーの嵐本人たちの技術が垣間見れる。
その張本人の一人、嵐・二宮和也。このVS嵐という番組での彼の立ち振る舞いは「実におもしろい(湯川教授風に)」。初回放送から長年番組を観続けているぱる(語り)は、もはやゲームの内容・勝敗など気にしていない。嵐もとい彼の行動を観察する番組と化しているのである。
この番組では、一人遊びをしてる時間を観察することができる。特にひな壇で相手チームのゲーム・トークを見守っている間などは暇を持て余してる神々の一人遊びが止まらない。
ぜったいいけると思んだよなー…ってかんじで練習するコンちゃん…二個目が乗らなくてうーんって首傾げるコンちゃん………愛しいね……… https://t.co/Myk9KYhco6
— ぱる (@bi9ri) December 4, 2014
トーク中におもむろにゲームでつかうコインを縦に積んでみる遊びを始め二個目を重ねようとしていたところ天の声(伊藤アナ)にバレ、「キツネ男。それやめなさい」と怒られたところ。
選ばれたメンバーの行動を読む特別企画。シンキングタイム中選ばれたメンバーは箱の中に閉じ込められる。さっそくガンガンネジをいじる。
いざ箱を開けてみたらこんなことになってる。
またその一部始終を前にVineでよくまとめていたツイートが残っている。
頬杖ついたらやめなさいってフジモンにやられるのバブい https://t.co/VLhWZyhXlm
— ぱる (@bi9ri) August 4, 2016
なにが気になったんだろう?座布団? https://t.co/R1oAsK4LgS
— ぱる (@bi9ri) February 5, 2016
なんかをよみよみしてる…それをみて微笑んでる黒沢さん https://t.co/4gRGteulqE
— ぱる (@bi9ri) June 11, 2015
今週のひとり手遊び 短パンのほつれが気になったのか、太ももになにかついてたのか https://t.co/YCvH4std1U
— ぱる (@bi9ri) April 25, 2015
そういえば下書きにのこってたいつかのひとり遊び。逆毛なでなで遊びです。 https://t.co/PDUpIB4Agu
— ぱる (@bi9ri) April 9, 2015
あれちょっと緩んでる…むすびむすび https://t.co/z2raCmgOz0
— ぱる (@bi9ri) December 4, 2014
くるくるくる…じー……(ヒモを巻きつけてなにやら遊んでいる様子) https://t.co/xDEWZlRU8o
— ぱる (@bi9ri) August 15, 2014
ぱたぱたぱーんっぱたぱたぱーんっ https://t.co/zPG1wnBRRT
— ぱる (@bi9ri) May 23, 2014
あとこういうことしてるとたまに他のメンバーの一人遊びみて悶えたりもする。
ピンクボールとおともだち https://t.co/RzeHAKaJ2c
— ぱる (@bi9ri) January 8, 2015
ぱる(語り)は実際に収録にも何度か参加をしているが、席の関係で近くで一人遊びを体感したことがある。めちゃめちゃ激しい地団駄をバタンバタン踏んで遊んでて、同じ列のシートのこっちにもその振動が伝わってくる激しさであった。
また、二宮にしかできない仕事が存在する。
オープニングトーク、対戦相手の紹介が終わると嵐チームとして共に戦うプラスワンゲストが紹介される。このプラスワンゲストは1~2人で、芸人タレント仲間・女優俳優であることが多い。
女優俳優枠でこのプラスワンゲストがやってくる時、ほとんどの場合が番宣である。するとこのオープニングトークでその番宣を早々に済ませることになる。すると一番端に立っている二宮は、
スタッフから番宣ボードを手渡され、
宣伝する前から構え、
いざ宣伝がはじまると見えやすいように自分の顔の前に掲げる。この時手でボードが隠れないように極力端の方を持っているのがまたポイントである。
終えた後誰もボードを見ていない中でも掲げ続ける。
ぱるは、「この番宣ボード係の二宮和也がたまらなく好きだ」と言及している。
来る日も、
来る日も、
来る日も掲げる。
誰も見ていなくても掲げる。
持ち方が美しい。
同じボードも二週連続で掲げ続ける。映画・舞台の場合は特にボードを持たされる率が高いので、とてもありがたいのである。どんどん俳優女優さん番宣にプラスワンで来てください。(ポイントはプラスワンゲストであること)
話を聞いていない何かに集中している様子がうかがえるのも、VS嵐・二宮和也のパルフェッショナルと言えるだろう。
手のささくれが気になっているこちらの有名な回がある。
司令台にあがっても全然とれない。
また別のささくれ回。
全然とれない。
こちらの数年前のささくれ回では革新が。
ついにバレる。(しかも盟友)
そんなツッコミを受けた二宮、そりゃこんなヘラヘラ笑ってしまう。もっとささくれ増えてくれと願うぱるである。
ここまでのパルフェッショナルを観た上で、「これは本当にパルフェッショナルなのか…?」と思う視聴者もいるかもしれない、ただそんな視聴者も安心してほしい。二宮和也は、やるときはやるのだ。それはプレーにしてもトークにしても、ここぞという時を外さない。
プレーでは最低でも常に平均点以上をだしつづけ、トークではここぞというときをツッコミでもボケでも締めてくれる。「二宮和也」という人がいるだけで万能になんでもこなす、番組にとって欠かせないレギュラーなのであるとわかるのだ。
またそんな二宮を囲むメンバーとの関係性も自然と生まれてくる。
櫻井翔とは頭脳として状況を最初に分かち合うし、二宮のボケを全力で楽しむ。
松本潤には少しお兄さんの立場にもなるし、「松本潤」という人間味そのものの面白さを表現する。
相葉雅紀とはよく喧嘩するし、最高によくわちゃわちゃする。
あとBET de 嵐のこれが本当にアレ。
じゃあ私のたまらないにのあいいくね?この相葉クラッシュとかいう嵐もヲタクもなんなのこれなんであいばくんでやるの大丈夫なのっていう変な空気が流れまくっていたスタジオで、にのみやくんが早めにクラッシュさせてあげて降りてきたあいばく文字数 pic.twitter.com/vYQGtqf3sE
— ぱる (@bi9ri) January 25, 2016
缶に一個も当たらなかったさとしくんに対して「出番直前までこーやって後ろで手ー組んでるからだろ 出番きたらいきなりどけどけってされた」みたいに訴えててすごいかわいいコロボックルたち https://t.co/05PxdA9O9o
— ぱる (@bi9ri) May 12, 2016
「ちぁばぁかじゃないの…ww」 https://t.co/9FZxwjk8ox
— ぱる (@bi9ri) March 11, 2016
そしてふたり遊びまとめ。 https://t.co/GYxbiIQo4q
— ぱる (@bi9ri) April 9, 2015
大野智とはこの番組にかぎったことじゃないくらいじゃれる。ひっついてる。
エンターテイメントとして嵐のメンバーと、番組をゲストを盛り上げようとしてくれるその居心地のいい空気作り、まさに二宮和也のパルフェッショナルである。
これからもぱる(語り)は、二宮和也の自然体のパルフェッショナルな部分を観察していきたい。
♪あと一歩だ〜〜けま〜〜えにぃいい〜〜〜すっすもぉ〜う〜〜〜
終
※来週のこの時間は年末特別番組により放送はお休みです