以前こんな記事を書いたことがあります。
これは解散を発表したSMAPの3人があれから数ヶ月後に新たな事務所を設立し、新しいチャレンジをしていくと発表したことについてその時に感じたことをそのまま記事に残したものでした。SNSの解禁、ネット番組の配信、サブスク配信などはもちろん、自由を手にした人たちが選んだ道に、私は驚いてばかりでした。
その使い方がどうなるのか、正しいかどうかがまだ判断できないと、この時には発言していました。そして今でもまだ判断しかねる。なにかを発信できる場があるというのは大事なのだけど、私が3人の活動をファンとしてちゃんと追ってるわけではないので、難しい。
そして、それは突然やってきた。
自分が唯一ファンとしてずっと応援しているアイドル・嵐が11月3日に会見を開き、様々な情報解禁をしまくりました。
・デジタルシングルの当日配信決定・全シングル楽曲のストリーミング配信、デジタル配信決定・デジタルシングルMVのYouTube初公開・デジタルシングルMV初公開によるYouTubeチャット生配信・12/25の20周年ライブ最終公演の映画館ライブビューイング決定・来年 新国立競技場にてライブ開催決定・来年 北京にてライブ開催決定
冷静に考えて、解禁された情報量多すぎて頭パンクする。
実際にこの11/3当日、私は朝から夜まで仕事で全くスマホが見れない状態だったため、夕方あたりに初めてその内容をチラ見した時には、こりゃ把握しきれねえと一度諦めました。
21:00からのPV初公開(チャット配信付き)に合わせ、当日の19:00ごろからは突如嵐5人によるインスタライブがゲリラ配信されました。そしてその流れで21:00前から嵐もライブ配信のチャットに生参加。
こんなにも嵐の情報が公式的により近くでリアルタイムの速度で届けてもらえることが、嬉しいのにこしたことはないんですが、なんとなくわかってしまったことがあります。
このリアルタイムの速度に置いてかれると、とんでもない。
前述したように私はこの11/3当日、朝から夜まで仕事で情報を手に入れることができませんでした。リアルタイムの速度に追いつけず、11/3の会見の生配信、またその会見で発表された当日19:00からの音源配信、21:00からのMV公開、ましてやゲリラ配信のインスタライブなんてもってのほかな状況。この激動の1日の流れの波に乗れないと、とんでもない疎外感であふれてしまいました。
今ちらっと抜け出して、TL追いかけてもなんだかよくわかんない情報量なのでザッとまとめてあるわかりやすいモノあったら教えてください!また戻る!
— ぱる (@bi9ri) 2019年11月3日
ぎゃーもうだめだ!色々と間に合わない!この一日全くスマホが見れなくて、嵐がリアルタイムでお届けしてくれるおかげでそれに追いつけないと一気に疎外感を覚えると早くも知った!!ツライ悲しい!!勝手にスマン嵐!またあとで確認しにきます、、
— ぱる (@bi9ri) 2019年11月3日
滝のような反応のTwitter、今までもそんなことなんて嵐の番組放送中や、ライブ終了後、なにか大きなメディア発表があった時など沢山沢山ありましたが、私の中では「あとで確認すれば大丈夫」と余裕が持てていました。それは嵐がフィーバーになっていた激動の時代を経て、自分の応援のペースを掴んでいたからそういう余裕を持ってこれまで応援できていたのですが、これからはそんな余裕はもしかして持てないのか…?とドキリ。
実際にYouTubeの11:30からの生配信の会見や、インスタライブは現在アーカイブに残っておりません(インスタライブは24時間アーカイブが有効)。これからはよりリアルタイムで嵐を見ていないといけないのかもしれないと思いました。これは自分たちのペースというよりも、嵐のペースを追っていくということか…!とある意味納得。一年を切りかける残りの活動期間の一瞬一瞬を追いかけていないと…。それはもちろんありがたいことだとはわかっています!「見ていないと”いけない”」ではないですよね、「見せてもらえる」くらいのことだと思ってるんですが!(笑)
私はまだそのリアルタイムの速さに追いつけないというか、一時期そのペースで嵐を追うことに疲れて今のペースを掴んできたので、またあの頃のように(いやそれ以上に??)ずっと情報を張っていないとスマホを握っていないといけないのか…?という不安さえ覚えてきています。必死に後ろのほうで嵐を追いかけてきた自分にとっては、一周半くらい遅れをとりそう(笑)
そしてリアルタイムで情報を発信してくることによって、「活動休止」という来年末に迎える発表にますます目を背けられなくなるというか、囲い込まれる感覚をおぼえました。Twitterは自分の好きなことを好きなタイミングで振り返られるので、ある意味”逃げ場"としても心地よい場だったなぁとちょっと思ったりもする。
これからどのようにSNSを使っていくのか、嵐の動向はまだ読めませんが、ジャニーズグループとして実験的に嵐で行われているようなこのSNSの解禁は、ここまで国民単位で人を注目させるんだなぁ…とビビりました。
それでも嵐のすごいところは、「本人たちの公式が一番」という大きなピラミッドが全く崩れないところだと思います。SNSを解禁し、実質フリー素材と化しても今まで見上げていた人たちが急に隣に来たような距離感を感じさせない、上品さがあるのはなぜなのか…。嵐の運営というより、嵐がもっているそのもののグループの雰囲気なのか…?とも感じます。確実に妨げるものが少なくなり距離感が近くなるのに、「距離が近くなった」とはなぜか感じさせない。全然比例しない。物理的に「便利になった」と感じさせる部分のが大きい。嵐は、自由じゃないのに、自由にみせてくれる努力がすごいのかもしれない。
ただそんなバリバリの公式さを感じるからこそ、私は嵐にネットの民度を知られたくないという想いも強いんですが…(笑)どちらかというと嵐側はこちらの世界に踏み入れる側だと思うので「警告」って感じです。
今まで嵐に興味のないより多くの人が巻き込めることはわかっているんですが、誰でも書き込めるコメントだからこそ、本当に色んな人がコメントしていて、私も言いたいことはブログやツイートで発信はするけど、それは嵐をもっと知ってほしい人へ向けてこんなに嵐はすごいぞ!とステマを発信したい感覚のため、本人に向けてなにかを発信したいというわけではない(散々本人へ向けるようなネタ的に記事書いたりもしてますが、あれは見てない前提で書いてるからできるネタです!)んだろうなぁ…と改めて実感しました。実際にそういう配信の場に出くわしても全然コメントできないと思う…。(笑)
あと他のファンのコメントに興味がないというのは、自分に関わりのないファンの方々の応援の仕方に干渉したくない想いが強いのかもしれないです。
まだはじまったばかりの公式SNSの解禁。公式から情報を配信してもらえてありがたいことに代わりはないですが、それがまた以前の文明が発達することを思い出すような自分の戸惑い具合、また置いていかれて焦る感覚が久々にあったので、残してみようと思いました。
私はこれからも嵐には、隣に来たような感覚ではなく見上げていたい人たちだなぁと思いたいし、嵐は本当に見上げさせてくれる人たちだったなぁと驚きました。すごいぜ嵐。
嵐本人が公式に、嵐すごいぞ!ってリアルタイムに発信してくるんだから、超愛しいですよね。あとなにより、11/3というデビュー20周年の記念日、私たちファンがおめでとう・ありがとうと伝える日だと待ち望んでいたのに、蓋を開けてみたら100倍返しみたいな量の活動内容発表してきたので、より愛しいですよね。
いつの時代もファンの大行列があるとしたら後方でウジウジしていても、見捨てられなかったので今も追いかけている気がします。初めて好きになったアイドル、子供ながら見る目があったのでは。嵐、デビュー20周年おめでとうございます。確信なんて何一つ無かったのにずっと辞めないでくれてありがとう。 pic.twitter.com/bG9TnwbPEY
— ぱる (@bi9ri) 2019年11月2日
そう思うのも今でも変わらずウジウジしながら嵐を追いかけてしまう自分が存在しているからかなと…。そしてこのTwitterという場で様々な人に出会い、私のファンとしての在り方も意識し直し、激動の時代も助けられながら応援することができたのだと思います。皆々様もおめでとうございます、嵐と共に。 pic.twitter.com/J09Fq3MTwm
— ぱる (@bi9ri) 2019年11月2日
私も本人たちが気づいていない嵐の魅力をもっと発信していきたいし、追いつきたい。がんばります。
そしてできれば、また自分のペースで。