愛がたどりつく場所

完全なるぱる!フラットににのみやくん!

2022年も映画と主題歌を考えた 上半期

 

何ヶ月経ってるんだって感じですが、今年観た映画を数えているとすでにかなり本数が溜まっていたので、コロナになってからは一年分を年末にまとめていましたが、また上半期下半期に分けて映画の感想をまとめようと思いました。

 

bi9rii.hatenablog.com

 

bi9rii.hatenablog.com

 

これはもはや私の頭の中の整理という感じですので、このブログを観るという強人な方は映画のネタバレが普通にあると思ってくださいね!!!

 

 

1. 99.9 刑事専門弁護士 THE MOVIE

www.youtube.com

連続ドラマの最後のほうは結構みなさんの頭の中に映画化するだろうなという思いがあったのではないかと感じるくらい、スタッフのチーム感とこの作品に対するニッチな固定ファンという構造が出来上がっていたのではないかと思います。最近映画化されるような連続ドラマはそんな感じがする。

お話だけではなく会話のやりとりやカット割にも通ずるのですが、この映画もといドラマは、やっぱりテンポ感がめっっっちゃくちゃ早い。(ドラマ版の時にカット割が早すぎて酔いかけたことある)それだけ観ている側を信用してくれてるのだろうと思っていて、ここで篩にかけられて残ったファンを取り込んでるような感覚です。小ネタもどんどん増えていくから多すぎて追いきれない…笑

杉咲花ちゃんの役どころがこれまでのヒロインとは違い、松本くん演じる深山に呆れるのではなく、憧れているという設定がよく生きていてとても良かったと思います。そういう方向もあったね!と気付かされたというか。

肝心の謎解きについては少し言いたいこともあるというか、まず4〜5歳くらいの時になんとなく覚えてるなら、混ぜたこともこれだけの事故が起きていたら覚えてるのでは?そのアメリカ行った子の所在は突き止めなくていいんか?、みたいな?笑 榮倉奈々ちゃんがアメリカから帰国したのは、その男の子を突き止めて何かわかったことがあったからかと思ってました。ミスリードが効果的に生きながらも、じゃあその置いたのは結局なんだったのか?とか。元の樽のありかが結末が少し荒くてうーんと思ってしまったりなど。

村長が一発ボケをかましたことから傷が残るというのが面白かったです。最後のピアノコンクール、客席で西島さんを見つけるのはさすがにやりすぎかぁ…と思っていたけど、少し気づいて演奏後に頭を下げることが、父親に向けてという意味にも捉えられたらいいなーと思いました。

結末の落とし所や子供というテーマの繋げ方は非常に映画っぽい特別感というか、ドラマの最終回に使えそうなテーマだなと感じました。ただこのストーリーを映画館で観る必要があるかと問われれば微妙なところで、私のなかでは「ドラマ<今回<映画」という立ち回りに感じました。ゲストも多くてすごくすごくスペシャルなドラマを観ている感覚、というような。「真実で人を幸せにできるとは限らない」「嘘で人は救えない」というセリフは、このドラマの主題でもあるかなーと思いました。

この作品どうか踏ん張ってほしいです、「コンフィデンスマンJP」のようにもできるのでは!ね!エンドロールでバーンと「嵐 Find the Answer」と出るのも感が感慨深かった。松本くんの深山が観れて私は嬉しい!

嵐:「Be with you」  

Be with you

Be with you

  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

music.apple.com

同じ嵐で選ぶとしたら、を考えてこの曲。曲調がなんとなく99.9(しかも映画感のあるしっとりさ)っぽいかな〜と思いました。サビの部分とか特に良いかなと。

時は流れいつも 何かを変えてくけど

永遠を手に入れた僕らは 誰よりも強くなれる

もうすぐ街には一つ 未来は来る

 

 

2. コンフィデンスマンJP 英雄編

www.youtube.com

そんなこんなで今度は別の映画化シリーズ。毎年この作品を観ていて毎年言っていますが、とにかく素直に騙され続けることがこの作品を心から楽しむコツです。古沢良太の脚本を存分に楽しめる。騙すゆえに雑でとにかく荒い種明かしが沢山あるんですが、そのトリックの回収をいちいち責めるのではなく、とにかく素直に楽しまなければいけないというか。

ダー子、ボクちゃん、リチャードの3人をある段階の時系列までそれぞれ時を繰り返す手法、流行ってるのかな?去年の「最後の決闘裁判」「悪なき殺人」とも同じ構成でした。ただ話がこの2時間ちょっとでゴロンゴロン二転三転四転五転以上していくのに、不思議と振り落とされずにみんなが分かりやすいようについていける説明能力と感情の操り方はやり慣れてるな〜と感じました。

瀬戸康史くんがとにかく良かったです。振り幅が高い役柄となりましたが、かなり頑張ってました。NHKのかまどと喋る番組続けてほしい(関係ない)。生瀬さんの扱いが雑で最高です、鳥獣人物戯画はずるい。どんどんキャストが細かいところまで豪華になっていくので、次はどうなる…?となっちゃいます。次は阿部寛パイセンなのかな…?

ダー子たちも騙されたと思わせるラストのラスト、は前々回の香港?編の方が好きだったな〜と感じました。本当のトリックの種明かしは観ている私たち観客だけに見せてくれていたのに、今回はちゃんと騙されたことがダー子たちにもわかっちゃった感じというか。

江口洋介さん演じる赤星の「騙されると思ったら騙されなかった…、騙されたー!!」というセリフが本当にこの作品の全てに詰まっていて最高すぎるセリフでした。このセリフは本当に発明だし、すごすぎ。あと"土下座"という行為を、人物を変えながら意味を変えながら随所に上手く入れて見せていたのもなるほどと思いました。っはー古沢さん!!(叫びながら)

Mrs. GREEN APPLE:「ダンスホール  

ダンスホール

ダンスホール

まさに、な感じの雑多でごちゃっとしたハッピーな雑多感が似合うかなと思って選んだ曲。ミセスは曲の展開が上手いなーと思っていて、この曲のどんどんアップアップしていく感じとか、あの三人のはちゃめちゃを思い出す。歌詞もそれっぽいです。

知らぬ間に誰かいる それに甘えすぎてる

何処かできっと僕の事を 恨んでる人がいる

溜息を吐いて吸って吸って吐かれては

幸せを見逃しちゃうけど きっと結構ありがち 足元にあるもの

 

 

3. Coda あいのうた

www.youtube.com

今年度のアカデミー賞の作品賞・脚色賞になった作品。去年予告編で観た時からこれは…絶対観なきゃ…と思っていた作品です。とにかく泣かせにかかるシーンがめちゃくちゃ多い。ほとんど涙をずっとこらえていた気がする。そんな場面が多すぎてこらえることにどっと疲れるのですが、そのこらえきれなかった涙がツーっと中盤後半で流れる感じ。もしかしたらこれが邦画だとしたら、感動泣かせあるある系部類に入る映画なのかもしれないけど、それでもその涙は気持ちのいい涙の流れ方でした。

唯一家族の中で耳が聞こえる主人公のルビー。歌をうたう夢とこのまま家族と過ごす将来の間、家族と他者の間、いろんな間を彷徨う主人公が見れた気がします。ただの通訳者としてじゃない、一人の子供として見てくれているのか、ルビーに頼り切ったらいけないと思っている家族などいろんな葛藤を見れました。歌をうたう時の気持ちを上手く表現できなくて、手話でありもしない感情を表す前半のシーンでもう泣きそうになってました私。

途中あれだけ何度も登場していたデュエットソングを大事なコンサートでは父親目線の音の聞こえない状況で観客に見せるシーン。観客の反応を見てより喜ぶ姿も良かったですね…健常者と聾唖者の間を描き上手く物語を進める肝となってたシーンなのではないかと思います。監督は「一番大切にしたかったのは、主人公である健聴者を際立たせるだけの家族にしたくなかったこと」とおっしゃっていたそうです。まさにこのシーンはその象徴でもあったのかなと。

ラストは映画的な王道すぎて、なにか意外性があるわけでもありません。ずっと手話をしながら歌わないのかなーとも思っていました。だからこそ"家族の愛情"だけでこう乗り切れているのもすごいなと感じました、こんな真っ直ぐすぎる作品がアカデミー賞獲っちゃうのもなかなかないのでは…。今作はフランス映画「エール!」のリメイク版ということも後から知りました。舞台を漁村に変更したり家族のシーンを多く描いたりと、まさに脚色賞にふさわしいのではないかと思います。もう観たくない、泣いちゃうから!

スピッツ:「愛のことば」  

愛のことば

愛のことば

  • provided courtesy of iTunes

ずっとスピッツがいいなと思っていて、中でも「言葉」をテーマにしている楽曲がぴったりだなと感じました。

今 煙の中で溶け合いながら探しつづける 愛のことば

傷つくこともなめあうことも包みこまれる 愛のことば

 

 

4. 前科者

www.youtube.com

罪を犯した前科者たちの更生、社会復帰を目指して奮闘する保護司の姿を描いた映画。元々原作は漫画で、WOWOWで放送されていた連続ドラマが映画化した流れ。この保護司という題材がめちゃくちゃ良いな〜と思いました。多くの前科者が出てきて、まさに連続ドラマにするにはぴったりの題材じゃないですか…?

有村架純ちゃん演じる阿川さんが完璧じゃないからこそ、こうも感情を重ねやすくてすごく観やすかったのか…と思います。森田剛くん演じる工藤の辛い過去で常に弟を守りたかったという視点があり、でも誰もがそういう過去から罪を犯したわけでもないし…とも考えさせられる。「前科者の更生は人間に戻ること」というセリフもすごく印象的に残っています。

ここ最近の有村架純ちゃんの成長の演技がとっても素敵だし、やっぱり声がとっても良いですよね。大人になる上で出るべき作品を選べるようになって、またその作品の選択が間違っていないというか。森田剛くんの演技も久々に見たけど、人間に戻りたい思いとずっと弟を守らなきゃいけないという使命感の感情の葛藤に胸が締め付けられました。弟くんの演技もめっっっちゃくちゃ良かったです。出てる人みんな素敵な演技だったな…。

編集的に話がブツブツ途切れる感じが気になりました。一つのストーリーや場面が変わるたびに入る暗転がめちゃくちゃ多かった気がして、普通はそこでCMを挟めたりするのでこういうところはドラマっぽいのかなーと思います。あと説明が長くて見ている側が何度も聞いていたバックボーンを何回も物語の人物に伝達していくところが少し面倒!笑 刑事が追い続けるのもいいけど、そこまで工藤の関係性追ってるんだったらなんで弟に焦点はいかなかったんだ??という納得いかない部分も結構ある。銃弾残り一発はどうしたんだろうな。ラストの病室のシーン、工藤の気持ちになってハラハラしながらも良い結末だったと思います。

冒頭で阿川さんと工藤が出会うシーン、出所後に初めて牛丼屋で牛丼を食べた後に阿川さんの家でも牛丼を出されて、何も言わず2回食べなきゃいけないことになっていると「あんまり無理しちゃだめですよ(これからの生活)」と声をかけられて、エッとドキッとなるシーンがかなりリアルですごくすごく好きでした。

ドラマの地続きにはみせない映画としての盛り上げ方の仕上がりもすごく良かったし、この作品はかなり短編的にいろんな描き方がこれからもできると思うので、連続ドラマシリーズを是非民放でもやってほしいです。

宇多田ヒカル:「花束を君に

花束を君に

花束を君に

工藤の悲しい過去や、阿川さんの悲しい過去、この作品に出てくるいろんな人の喪失を綺麗に浄化してくれる曲を選びたかったです。

 

 

5. ブラックボックス 音声分析捜査

www.youtube.com

旅客機墜落事故の真相究明にあたる音声分析官が航空機業界の闇を暴くサスペンススリラー。主人公マシューの天才的な音の解析能力で一つの事故を追い続ける。この「音声分析班」というスポットを当てたところが面白そうで観に行った作品でした。

過激派によるテロや機体のチェックミスなど、とにかくミスリードを広げまくるのでこれ結局どうなるの…?という思いがでてくる。明らかに怪しいやつはいるのに、なにか決定的な証拠がなくてなかなか掴めないというか。マシューのすぐにその事故現場を再現して証拠のためなら諦めないところ、(あれなんかこれ99.9の深山くんにめっちゃ似てる…?)と途中で思ったりも。機体のハッキングに辿り着き、それ自体も単なる愉快犯で不慮の事故であったところもなるほど〜と思いましたが、それじゃ終わらないこの物語。とにかくひっぱる!笑

そして途中から感じたのは、あれあんまり音の解析室にマシューいないな…?むしろ防犯カメラとか写真とか欠落データとか、音ではない別のデータで証拠集めだしてない…?音解析で重大なヒントには気付くんだけども、もっとその音で見つける過程が見たかったな〜と思いました。

解析して重大な事実に気づいたのにデータ転送してる最中に警官がきちゃう…終わってないからPCだけ電源落とさず…あと何パー…ヒーーマシューがんばれ!!と思ったり、音を出してミスを誘った隙に車で逃げる、逃げるためにスピードをあげる、マシューー!逃げろ!!頑張れ急げ!!と応援上映してると追突事故を起こすくだり、航空機墜落事故とリンクさせてるの、なるほど…!!と感心しました。

逆転劇はありつつもその終わり方…となってしまい、辿りつかなくても逆に面白かったのになーとも後味がなんともスッキリしませんでしたが、途中のハラハラ感は楽しかったです。あと今回座席をミスりすぎて前の人の頭で字幕が半分くらい見えなかった!英語ならまだニュアンスわかるものの、フランス映画!死!!隣のおじさんのマナーも悪くてなかなか集中しづらかったです。ちくしょ〜〜。

Kroi:「Juden」  

Juden

Juden

  • Kroi
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

とにかく逃げる部分の疾走感と奇妙さを表したかったのでKroiのこの曲。リズム隊中心に動くメロディーの静かに潜んでいて盛り上がりをみせていくところも好きです。

 

 

6. 大怪獣のあとしまつ

www.youtube.com

予告を観て、怪獣を倒した後のそのあとどうする?というテーマになるほどと思ってずっと観に行こうと思ってた作品。なんですが、なかなか観に行けなかった間にその評判の悪さが広まっていて、マジ…?と思いながら上映も終わりそうな後半に観に行きました。

のですが、私は思っていたより全然面白くてびっくり。三木監督っぽいシュールさ全開の会話劇に笑いました。よく三谷幸喜作品にも思うのですが、「怪獣を倒した後、どうする?」という最初のテーマ設定がまず一度成功していますよね。そこからの物語の解釈の仕方が特撮好きやミステリー好きやジャニーズ好きなどと求めているものが変わってくるので、これだけいろんな意見が分かれたのかなと思いました。なので、三木監督の作品だと思えばいつもとなんの変わりもないし、普通に面白かったです。シュールな笑いにくすくすしてました、終始「どんなだよ!w」とツッコミたくなる笑いというか。笑

これだけ周りがふざけた会話劇や行動が繰り広げられてる中で山田くんだけはとことん真面目な役を突き通すところがまた逆に笑えます。はちゃめちゃに予算のなさそうなところもわざと画に出してる感じも発明だなーと思いました。カメラを止めるな!的な。

いろんなパロディが組み込まれてるのもめっちゃ笑いました。ガンダムゴジラウルトラマンパシフィック・リム…凍結作戦とか初代ゴジラまんまでしたね。めちゃめちゃパロってるので、そりゃ特撮映画へのリスペクトがないと怒られるよね!wという感じ。だったら最初からそれやっとけよ!な破綻した結末も、結局人間の力ではどうにもならないということを証明しているようで。

最初は誰もやりたがらないのに、段々怪獣を倒した後の成功者はどこの省がにぎるのか?という美味しいところ取りになるのも面白かったです。 「知らなくていい権利のために」というセリフだけはちょっと響いた。個人的には音楽と効果音の凄さが際立っていて、これは東映の強みなのか…?と思うくらい効果音がいちいち華やかに聞こえました。

あとはこれだけ評価が分かれたのは、予告編負け、というのがめちゃくちゃあったろうなと思います。本編が予告に勝れなかったというか。期待値を上げたカウンターで期待はずれと言われるのも分かる。少しでもシュール要素を入れておけば観る人を選べたのでここまで言われなかったろうなぁと思いました。でも、観る人を試してるような作風な気がします。高いところから三木監督が見てる感じ。笑 娯楽映画で楽しかったです。

東京事変:「FOUL

FOUL

FOUL

  • provided courtesy of iTunes

終始のノイズ感がこの作品のカオスさを表してるようで気持ちいい。サビでどんどん加速していくところもめちゃかっこいい。

 

 

7. ウエスト・サイド・ストーリー

www.youtube.com

スピルバーグ監督が、映画化された名作ブロードウェイミュージカル「ウエスト・サイド物語」を再び映画化したもの。公開前からかなり話題になっていた作品。老若男女大体そのストーリーを分かっていながら鑑賞しているので、没入感を存分に味わえるのではないかと思いました。

スピルバーグの作る映画はとにかく色彩とコントラストが綺麗ですよね…今回も華やかな色彩表現が目立っていて画面の美しさが際立っていたと思います。そのため、お話は大体の道筋は分かっているので画面のビジュアルにだけ興味がいってしまうという場面が何度もあった気がする。まあそれが狙いでもあるのかもしれないのですが!もちろん楽曲も良いのでちょっとずるい気もしてきた!笑 私が特に綺麗だなーと思ったのは街中で踊るアメリカ」です。アニータを中心に路上に飛び出しスカートの裾をひらひらと揺らし、中のドレスの色味と混ざり合うブラウンの建物の背景を交えた色彩がすごく綺麗。

歌自体もすごく上手い俳優さんたちが揃っていて、本当にお話よりも画面の美しさと歌を堪能するような映画だったと思います。話的にはそれありかよ!みたいなことばっかりだし、まず一目惚れをするところもそんな感じかよ!みたいに思っちゃうのでなにも始まらない。笑 古風なストーリーなので色々荒いところはあえて探してはいけない。

配役的にはトニーはあまり私とは違うイメージでした。顔がホームベースすぎるというか(ひどい)…骨格がもう少しひょろ長いイメージ。マリアも美しくて歌声がめちゃくちゃ素敵だったけど、ちょっと心配になる細さ(ひどい)…逆にアニータとベルナルドが素晴らしい適役すぎて、二人が出てくると安心する。あとリフの顔が私は好きです。

スピルバーグのおじちゃん、あんな名作を出しながらまだまだ映画撮る気でいるの本当すごい。2023年に公開するのもうすでに3作動いてるのかい…。映画館にはおじいちゃん世代もおかあさん世代も家族で観に来ている人も沢山でした。こう映画側から観客を選ぶような作品作りではなく、色んな世代を自分の手に巻き込めるのもスピルバーグのおじちゃんの強さと素晴らしさだと思います。

椎名林檎トータス松本:「目抜き通り」  

目抜き通り

目抜き通り

林檎嬢つながりになってしまった!この曲自体が好きすぎるんですが、どこから聞いてもキラキラとした装飾のある多幸感と、最後にミュージカル調で終わっていくところもこの映画にマッチするのではないかと思いました。ずっとくっついてハモリしているのに、トータス松本だからこそ全然影にならないところが大好き。

 

 

8. ベルファスト

www.youtube.com

北アイルランドベルファストを舞台に、激動の時代に翻弄されるベルファストの様子や、困難の中で大人になっていく少年の成長を描いた物語。アカデミー賞脚本賞を獲得し、監督のケネス・ブラナー自身の幼少期に体験した物語を映像にした自伝的映画でもあります。物語は終始モノクロの映画で進んでいきます。初めて映画館でモノクロ映画を観た気がする。キャスティングにもこだわり、ベルファストを中心に北アイルランド出身の俳優を多用したそうです。

時代的には戦争の惨さを描いているのですが、その裏にある主人公バディの普通の暮らしを表向きとして描いているのがとても素敵でした。普通に学校に行き、普通に家族とご飯を食べて、おじいちゃんと会話して、普通に恋をして。そんな普通の暮らしを急に奪われて、ベルファストを出て行くかどうかという両親の葛藤にバディが気まずくなる姿も繊細に描いていました。日本でいえば「この世界の片隅に」のようです。

とにかくバディが可愛い。めちゃくちゃ可愛い。万引きをするシーンの伏線とセリフの回収はとっても面白かったです。そしておじいちゃんとバディの会話がすごく良かった。過酷な現実がありながらも、クスッと笑えたり、画面の中のひとときの平和に和む。おじいちゃんとバディの算数の答え合わせをするシーンがとても印象的でした。「似た数字でどっちでもとれるように答えればいいんだ」「でも答えは一つでしょ?」「答えが一つなら紛争なんか起こらんよ」っはーーー痺れる。正解のない現実をここで表すところがすっごく素敵でした。

観ていて思ったのは、北アイルランドの問題についてある程度の知識を持ってから観ることがいいんだろうな…という点。同じキリスト教同士で揉めて生まれる争いの街。プロテスタントカトリックというその背景がある程度ないと感情移入もしづらいのかなという印象がありました。最後に「去った者 残ったもの 命をおとしたもの 全てに捧げる」という言葉がずーんと胸に響く。バディを見送るおばあちゃんの「行きなさい、後ろを見ないで」というセリフもすごく綺麗で、モノクロの画面のせいもあってかシックでおしゃれな作品でした。音楽もおしゃれだったな…。あとグラフィックがすごく好き!

くるり:「魔法のじゅうたん」  

これも絶対くるりがいいなーと思って探していました。曲の中で話している「君」が恋を寄せる相手でも、街にも捉えたいなと思って、選びました。

君のこと沢山知ってるつもりだったな

だけど こんなにも分からなくなるなんて

素敵な時間も ありふれた朝も

今日は青空だけどさみしいなんて

 

 

9. SEVENTEEN POWER OF LOVE : THE MOVIEE

www.youtube.com

韓国の13人組ボーイズグループ「SEVENTEEN」の初となるライブドキュメンタリー映画。ずっと一緒に嵐を応援してきた唯一の相方が、嵐の活動休止後にSEVENTEENに少しずつハマりだしたことからこの映画を教えてもらい、他のアイドルグループ(しかもK-POPアイドル)のライブってどんなものなのか気になり一緒に観に行きました。BTSと同等ぐらいに全世界で人気のグループなんですよね確か。信頼と実績の日経エンタのアイドル特集に書いてありました。ボーカル、ラップ、パフォーマンスチームに分かれ、自分たちで楽曲をセルフプロデュースしているグループ。ちなみに私は何度教えられても全員の名前と顔が一致しません。

映画は、2021年11月に開催されたオンラインコンサートSEVENTEEN CONCERT <POWER OF LOVE>」の映像を中心に、過去現在未来について語る各メンバーのインタビューが挟まる構成。結構ジャニーズに近いコンサート演出だな〜と感じました。気合いを入れる曲はボルテージを上げて炎を上げたり、キラキラしたムードのある曲は階段に一人ずつ配置して歌ったり。明るい楽曲はメンバーで絡みながらポップな衣装で軽く踊ったり。相方に聞くとSEVENTEENはわりとジャニーズに近い構成や楽曲が多いそうです。確かに楽曲もジャニーズっぽいイズムを感じた気がする。

間に挟まるインタビューは、やっぱりファンでないとあまり理解しにくいというか、私はライブが見たくて映画観に来たんだよな〜早くライブパートならないかな〜〜と思いながら観てたのであまり入ってこなかった(ひどい)!笑 嵐も映画を去年公開しましたが、あれはMCや挨拶も挟まずとにかくライブを映像にしたものなので、また別物かなーと思いました。SEVENTEENの映画は結構細かくインタビューが挟まる。13人もいるからか…?

韓国アイドルは練習生時代から一緒に宿舎生活をしているので、本当に仲間について語る過去が多いんだろうなと思いました。誰かがどう変わった、みたいな話も多かった気がする。その過去の布石を大事にしながら、横一列で確かめながら踏みしめて歩んでいるような印象を受けます。私はジャニーズは何か行動を起こしてもそれは全て事務所に守られた範囲のイメージがあるのですが、韓国のアイドルさんは事務所に支配されながら売れる仕組みのルートを歩み、でも最終判断は本人たちの責任に任されてるイメージだからこそすごく慎重型で、メンバーの一人一人の意思が強靭というか。そのせいもあってか、自分の意思で誰かが脱退するとかはあまり聞かない気がする。すごく魅力的で素敵なことだな〜と思います。

私はBTSジミンさんのダンスパフォーマンスが見ていて惚れ惚れするし、SEVENTEENホシさんの魅せ方が素敵だなーと思いました!みんな見て欲しい。でもビジュアルや声的には佐藤隆太に似たドギョムさんが好きです。私はジャニーズも韓国のアイドルもどちらの考え方も同じ気持ちで応援したいです。

この映画、先着でトレカがランダムで配られるのですが、相方はなんと推しを引き当ててましたすごい!モー娘。やAKBや乃木坂は観たことがあるので、今度は海外の女性アイドルグループのライブとかも観てみたいなーと思いました! 映画としては全然観てなかったけど、ドルヲタとして発見がたくさんあって面白かった!

SEVENTEEN:「_WORLD」  

_WORLD

_WORLD

  • provided courtesy of iTunes

私が知っている彼らの曲の中で一番良いなと思う曲をあげただけになってしまった!笑 やっぱり私はどう考えてもR&Bやソウル系が好きなんですね…。でも歌詞の和訳を調べてみたらそれっぽいファンと彼らをつなぐようなこと書いてあったので、わりと本当に合いそう!最新曲だと思います確か。

行ったことのない所へ君を連れてってあげる

結局僕の手を握るはずだよ

このまま僕たち心を開いて

君に 君は僕に 新しい未来を開いてほしい

僕は手を離さないから

 

 

10. 流浪の月

www.youtube.com

本屋大賞を受賞した凪良ゆうのベストセラー小説を、広瀬すず松坂桃李の主演で映画化した作品。互いに複雑な過去を抱える男女が、現在各々がそれなりの幸せを掴みながらも受け入れられない葛藤を、15年前の誘拐事件の真相を間に挟みながら進む。

ずっと切ない哀愁が漂っている静かな画面でした。劇的な毎日というよりも、静かに淡々と過ぎていく日々をただ見守っている感じ。終始画面が冷たくて、カメラマンがパラサイトの方とのことで色味も少し納得する。逆に一瞬だけあった文と更紗の日々の生活を表すPOPな洋楽が妙な違和感しかなくて、かなり怖かったです。

更紗が10歳の時に、大学生の文に誘拐される事件から始まるのですが、文と更紗の関係をずっと体験しているから、当事者たちに感情移入してしまうので、周りの人からの冷たい言葉が痛くなってくる。そしてこの感情移入がいけないことなのか、分からなくなってくる。恋愛を超えたところにある愛情深さだけで進み、加害者と被害者という枠組みを超えたところにある、絆にも見えるような異常なまでもの愛で、それが性愛に繋がらない居場所のない二人の特別な関係。半階段のぼった文の感情があったけれど、更紗はもしかしたら気づかないうちに何階段も登っていたのかもしれない。人は自分が見たいものを自分の都合がいいように見てしまうのだなと思いました。

色々そんなことありえる??みたいなことも結構あるので、そこは流して見ないといけないかも。そんな追いかけてったら絶対気づくじゃん…。更紗は自分の過去を閉じ込めすぎじゃ?解放された瞬間そんなに伸びやかになる?どれだけ閉じ込めてたんだ…。 今時そんなに思いっきり罵倒される?ビラや店前のスプレー落書き…世間すごい頑張るじゃん…。世間に追われてるにも関わらず同じ隣のマンションに住んでベランダで会話してるのは何も思われないのか?みたいな。笑 「大丈夫?」「うち、くる?」の繰り返しはちょっとくどかった気も…。

松坂桃李くん震え方とか生気の抜けた演技がすごかったです。これ「空白」と同じ時期に撮ってたのかな…とか考えると神経やられそう…。すずちゃんは声の高さがなかなか演技を選ぶな〜と思いました。あと横浜流星くんがすごく頑張っていてよかったです、今まで軽い役柄が多いと思っていたのでちゃんと重たい役もらっていて、これは助演男優賞あるだろう!と思ってます。映画としてはすごく静かなので疲れる人はかなり疲れそう…。笑

吉澤嘉代子:「ゼリーの恋人」  

ゼリーの恋人

ゼリーの恋人

完全に曲調だけで選んでしまったんですが、なんとなく吉澤嘉代子がいいなと思って選びました。声と相まって曲の中で鳴る鉄琴っぽい音が効果的に響いて切なさを増している気がする。

いつまでも貴方のそばにいるために

かたちのない未来を信じようとしていた

 

 

11. 神は見返りを求める

www.youtube.com

YouTubeチャンネルを手伝い良きパートナーとなっていく二人が、あることをきっかけに見返りを求める男と恩を仇で返す女に豹変していく異色恋愛ドラマ。吉田恵輔監督オリジナル脚本で、吉田監督の作品がかなり好きなので観に行きました。

むっちゃ面白かった…。吉田監督の生々しい世界観満載で、不幸が不幸を呼んでいく感じ。岸井ゆきのちゃん演じるゆりちゃんにもムロツヨシ演じる田母神さんにも両方の言い分があり、その言い分がどちらかが間違ってると言えないんですよね。そして普通はどちらか片方に寄り添いたくなるのに、寄り添えない。それはどちらにも寄り添いたいからではなく、どちらにも寄り添いたくないから。この生々しいブラックな感覚が吉田監督はうまいな〜〜と思います。

田母神さんはすごく優しい人なので、最初から誰にでも優しくしてしまうと、後から少しそっけない態度をとっただけでものすごくマイナスの印象に捉えられてしまうのだと感じました。優しくすることにも損があるというか。終始あまり想像のつかない未来で、これどうなるんだろう?と飽きさせず、納得をさせる物語の進み方をしていたと思います。最初の展開がかなり早かったのも、この後に時間をじっくりかけるからこそだったのかと。どうやって病院知った?とか都合良すぎる展開はめちゃくちゃあるんですが!笑

まわりの配役もすごくすごく良かった。後輩の世渡り上手感、デザイナーのシュッとしたよくわからないデザイナー感、有名YouTuberの二人も本物かってくらい作り込まれていてすごかったです。ゆりちゃんの変わりようがすっごく上手い…自信がついて声が大きくなる感じとか…。

YouTuberという得体の知れない未開拓な部分をかなり言葉的にも映像的にも、側からの言いたいことを言ってくれた感じで、YouTuberが悪いというわけではなく、善悪が難しいものという捉え方で、すごくわかりやすくその世界を映していた気がします。これを具現化するのって超難しいだろうに、このチームはすごくYouTubeを研究したんだろうなと思ってしまいました。最後の狂気的な感じもなんだか沁みてしまう…クソ天気良い…… 。ダンスを最後の動画で踊ってるシーンはジワーっと泣けてしまうし、クスッと笑えるところはやっぱりツボを押さえられているので飽きずに観れました。あと本当に展開が分からない。

吉田監督の作品の待っていました!って感じの繊細な毒々しい感じが詰め込まれてる作品で私はめちゃくちゃ面白くてかなり好きでした。次回作も楽しみです。

クリープハイプ:「ニガツノナミダ」  

ニガツノナミダ

ニガツノナミダ

  • provided courtesy of iTunes

クリープハイプのカオスっぽい曲と声が合う!と思って探していたらまさにピッタリな曲を思いだしました。曲のスピード感と急に曲調の変わる違和感とか効果的に効いているのではないかと思います。

逆ギレしながら あてもなく走った

結局欲しいのは 他人の評価で

締め切りに抱きしめられて 制約にくるまって眠る

それはそれで悪くないから ここはここ

 

 

12. ベイビー・ブローカー

www.youtube.com

是枝裕和監督が「パラサイト」のソン・ガンホを主演に初めて手がけた韓国映画。子どもを育てられない人が匿名で赤ちゃんを置いていく、赤ちゃんポストを介して出会った人々が織り成す物語。赤ちゃんポストという題材の面白さとカンヌに出品されたこともあり観に行ってみました。

是枝さんは、不思議な難しい関係性、一筋縄じゃいかない関係の家族の愛を描くのが好きだな〜というのと上手いな〜という風に思いました。ロードムービーとの相性が多分ハマりすぎて?少し眠くなるというか笑、劇的なことが起こるまでは良い意味で安定した退屈感があります。私は眠くなったけど!笑

孤児を養父母に売ることを”善行”といいながら高値で売ろうとしていたけれど、今回の出会いで、本当に赤ちゃんにより良い温かな家庭を見つけるために、そして本当に赤ちゃんを売ることが正解なのか?というところまでに辿り着き、本気の善意がいつのまにか勝っていくところがすごく自然な展開でした。この不完全な家族関係だからこそ「生まれてきてくれてありがとう」と言われる言葉がみんなに刺さっている。

何気ないシーンがずっと頭に残っています。雨上がりの車の窓についたすみれの花を車の中からゆっくり指を這わせて取るシーン。「雨降るから傘持って行きなよ」「雨が降ったら来れば?」「傘を持って」「いやだよ」ソヨンは迎えにきて引き止めてほしかったのかな。「俺が赤ちゃんの父親になってもいい」「普通はプロポーズの時に言うことなのに」「そうなのかな」。「君を見てると楽になる」「俺を捨てた母親もそういう気持ちだったのかとわかるから」。洗車のシーンは言わずもがなこの映画を象徴するように素敵でした。

殺した夫の奥さん側の話があんまり整理ついてなくてよくわかんなかったけどなんだった結局?笑 ヘジンの子供の重要な役どころ、是枝さんは子供を相手に演技をつけるのが本当にうまいですよね…。俳優陣みんな良かったと思います。赤ちゃんポストの題材、「捨てるなら産むな」「産んで捨てるより、産まずに殺す方がひどいのでは?」という問題に加えて、赤ちゃんポストに入れた人物、最後に育てた人物、結局同じところに帰ってきて戻ってきてる…ということになるほど…と思いました。ラストに静か〜に浄化されていく予兆が見えたまま終わる感じもスッと気持ちが軽くなったので、観ていて後味の良い映画でした。全力ではオススメはできない!笑

Suchmos:「OVERSTAND」  

OVERSTAND

OVERSTAND

  • provided courtesy of iTunes

ヨンスの声がいい…と漠然と思っていたら選んでいた曲。このロードムービーに似合うようなゆったりと構えた曲調と少しだけ感じる艶の中の爽やかさに救われる。

 

 

13. ドライブ・マイ・カー


www.youtube.com

観に行ったことを完全に忘れていたので最後になってしまいましたが、春くらいに観に行ってました!笑 脚本家の妻の他界をきっかけに、喪失感を抱えた舞台俳優で演出家の主人公が、愛車で寡黙な専属ドライバーとの旅を描いた作品。村上春樹の短編「ドライブ・マイ・カー」を原作として、アカデミー賞でも作品賞にエントリーされたり、国際長編映画賞を受賞したことで話題になりました。観に行く予定なかったのですが、話題をきっかけに鑑賞しました。名前が「ベイビー・ブローカー」と似ていて何度も間違えた!笑

本っっ当に静か。今年観た映画のどの作品よりも静か〜〜〜に時が淡々とゆっくり進んでいくので、これに耐えられるかどうかで作品の見え方も変わっていくのかなーと思いました。確かどこかの記事で監督が、俳優たちには棒読みっぽく演じてもらうように指示したという話があったかと思うのですが、まさに感情があまり入っていないような違和感がもたらされています。観ていて不思議な違和感を最後まで感じ続けていた気がする。

描かれていたのは、喪失と再生。序盤からずっと喪失感のあるシーンが続き、特に印象的な繰り返される妻のカセットテープの演出は物悲しさを増していました。演出家としての演劇祭の準備や公演パートについては、異なる言語で演じることの「心の伝え方」を言いたかったのかな…?まわりくどい…笑 ここで変に多くの劇団員が出てくる(しかも物語にあまり絡まってこない)せいもあってか、あまり話に集中できなくなる場面が多かった気がします。乱闘はいらないのでは…?ただこの「相手を理解するための心の会話」が後半の西島さん演じる家福が気づいた喪失の原点になったのかなとか…。他人を理解することの難しさとか、そもそも完全に理解できることなんてない、とか。

愛車を動かしてくれる専属ドライバーの三浦透子さん演じるみさきとの車の中のシーンはどれも素敵に感じました。感情をあまり表にださないみさきがロボットのようではなく、家福に無言で肩を貸しているような良い雰囲気が流れていた。予告編でもよく使われていましたが、タバコを持った手を窓の外に突き上げる夜の高速シーンも画として記憶に残る素敵なシーンでした。韓国でのラストシーンのみさきを観ることで、不思議と爽快感があった。ただ題材に興味を持つことがなかったので、賞を獲ってなければ観ることはなかっただろうなーと思いました。観る人をかなり選ぶし村上春樹作品なので人にはオススメできません。笑

平井堅:「LIFE is...」  

LIFE is...

LIFE is...

  • 平井 堅
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

全然出てこなくてめっちゃ難しかったんですが(笑)、ふと平井堅を聴いてみたらこれだ!となりました。このピアノで終始繰り広げられるメロディーと喪失が響く感じ。すごく似合うと思いました。

答えなど何処にもない 誰も教えてくれない

でも君を想うとこの胸は 何かを叫んでる それだけは真実

むき出しの言葉だけを 片隅に捨てたあの日

その向こうの優しさに 今なら気付けていたのに

 

 

 

ということで、上半期は13本観ることができました。上半期だけで13本も観れたのはかなり順調なのではないでしょうか?今年は観たい映画が沢山あって、それをちゃんと映画館で観ることができているのがすごく嬉しいです。

下半期も観たい映画がかなり多いので、楽しみです。とくに11月がやばい…。

下半期も素敵な映画ライフを!!!(私に向かって)